Post summer

 

いつもオペラのシーズンが終わって逃げるように日本へ帰っていたのだけど、今年は少し余裕を持って帰国する。スウェーデンではこの季節はとても大事な季節みたいだし、皆すごく楽しそうだ。それにあやかって、自分も楽しい時を大事な人と過ごしている。天気はメチャクチャだけど、そんなもんだろう。今夜も家に向かって歩きながら、バンドのライブがまだ冷めやらぬ興奮のなかにいるのを遠くに聞く夜11時。

夏至だから夏至の感想

夏至ウィーク。今週末は夏至祭、今日は前日(祭?)6年目にして私は初めてスウェーデンの夏至を過ごしている。

とにかく日が長く、明るいのでいろんなことが出来て(バーベキューのハシゴとか、、)気づいたらものすごく疲れてたりもする。気温はそんなに上がらない時もあるが、雨さえ降ってなければ、とにかく外に出ようぜ!という一体感がすごい。

太陽の力は偉大だ。睡眠時間が短くても、二日酔いでも、身体を起こすことさえできれば覚醒する。逆に冬はそれが出来ない。みんな起きてるけど。

ここヨーテボリも、スウェーデンの南部に位置するとはいえ、随分遅くまで明るい。そして、日没後も空が真っ暗になることはなく、とても濃い青をしている。私はこの空の色がすごく好きだ。スウェーデンに来て、初めてこんな空の色があることを知った。スウェーデンの空は、晴れていると、本当に突き抜けていてこの先に宇宙が広がってるんだ、繋がっているんだ、、とさえ思う時がある。空気の違いなのかなんなのか、わからないが、不思議だ。名前を覚えられないで有名な田代だが、好きで、名前を忘れていない映画がある。グラン・ブルーという映画、伝説のダイバーのお話、それを思い出す。深海には潜りたいとは思わないが、グランブルーの主人公、ジャック・マイヨール(これも覚えている)が見た世界と似たものが、自分も少しだけ感じられた気がしないでもない。

 

 

 

 

手紙

その人の事を思って文章を書き連ねるっていうのは素敵なことだ。それがemailになったってチャットになったって、文字の連なりが、その人の目にどう映るかって言うのがすごく気になる。ちゃんと伝わるかどうか、ドキドキする。

ちなみに私はemailを作文する時に結構な回数のコピペをしてしまう。稀に初めから終わりまでスッと行くこともあるが、単純な内容のメールの返事であってもなぜか自分から話を大きくしてしまい、その話の必要性も低い上に道筋すらはずれ、補正をする羽目になる。その点、手紙だと消したり書き直したりする作業が面倒だし、そもそも消えないペンで書くほうが多いので、一応後先考えてから書き出すことが多いと気付いた。将棋やチェスで何手か先を読むような感じというのか。最近気付いたのだが、これは意外とスリルがある。集中していないと、間違えるどころか書いてるそばから次に書くべき文字を忘れていく。今日のコピペ習慣のせいで、何も考えずに手を動かしがちだ。言葉のチョイスはそれがベストか?漢字これか、、?など、内容が決まってもまだまだ予断を許さないのだ。新しいアイディアが生まれたりすると、もうエンドレスで書き続けられちゃうかもな、、なんて思うのだけど、そこはやはり増える便箋の枚数とこの手紙を読んでる相手のことを考えながら冷静になる。

ハガキになるともっと難易度が高い。結局最後の文字は書き出しの半分くらいの大きさになっているし、最後に書く自分の名前なんてもはや見えない(裕貴の画数の多さが致命的)。ひどい時は内容がハガキ2枚目に突入し、結局封筒に入れて送るなんてこともあった。

カード。誕生日とか、なんかに添える時のちっちゃいのとかのアレは一言でいいので、すんなり行くな。

手紙いいですね。郵便もemailも。ください。

ブログです


思ったことを忘れないように、書き留めるんだけど、またきっと忘れるんだから

いつか見返して、笑おうと思います。