今日

今日は何をしたっけ、なんて振り返る日はあまり多くない。こんなことがあったな、あの人に会ったな、天気はどうだった。過ぎゆく一日を惜しみながら終えるのは、自分に楽しいことや、嬉しいことが会った時。悲し悔しく終心抉られながら終える時もあるのだけど。そういう忘れられない日は今までの人生でも何度もあって、この感覚、忘れるものか!と思うけど、私は割とすぐに忘れてしまう。記憶が薄れても、経験が確実に自分の中に蓄積され自分自身の感覚なりを形作っているものだと思ってる。そうでも思わないと、元も子もないからではない。さておき、今日は予定でも普段通りに過ごす一日だった。朝起きて支度をして、冬に近い秋の新鮮な空気で目を冷ましながら自転車で仕事場まで行く。リハーサルをしたり、自分の練習をしたり、同僚と打ち合わせをしたりコーヒーを飲んだりした。友達と帰りがけに寒いテラスで夕焼けを見ながらビールを飲んだ。ついでにスーパーに一緒に買い物に行ったら、ほろ酔いで空腹だったので、二人して山のように要るものとそうでないものを買ってしまった。今夜は公演も無いので家でぼんやり過ごす。振り返ってみても、本当に普通だった。あえて言ったら全てが穏やかで、とにかく空が一日中綺麗で、みんながにこにこしてた(ように見えただけでも)。今日が来るのをずっと待ちわびていたから、美しく見えたのだろうか。待ちわびていた今日となったが10月25日。私は何でもない一日を幸せに過ごしたのだが、不思議とその幸せな感覚をずっと覚えていたいというよりも、今日の風景を、記憶として持ち続けていたいと思う一日になった。

今日とってもいい日だったので家を通り過ぎてから公園寄って帰る