いろいろ起こる

この時期は決まって、いいことが起こらない。

顔に謎のブツブツができたり、指を少し怪我したり、生活に支障をきたさない程度の障害が降りかかってくる。

今年は天気による気分の下りもないし、体調もいいから、おっしゃ!と思っていたら、立て続けにいろいろ失くなったり、なかなか来なかったり、すごい続いている。

練習室に弓の空ケースを置き忘れたら、消えて、(一週間後に別の部屋で同僚により発見される)、オンラインでヴァイオリンのケースを注文したら発送されてから全然来なかったり(実際は近所までとっくに届いてたのにウチにお知らせが来るまで1週間くらい掛かってた)、なんか連絡が取れなかったり、今はクリーニングに出した本番着のスーツのズボンが行方不明中。

 

このようなツイてないことが毎年この季節に起こるので、これは、2月6日である誕生日へ向かって、何か一年のサビ落としというか、色々清算されてまた新たな一年を迎えるために生まれ変わっているのだと思うようにしている。スーツの下だけ無いのはすごく困るのだが、身に降りかかる不幸が、この程度のことで済んで良かったと思えなくも無い。

 

 

 

 

でも、もちろん嬉しいいいこともあった。今年は日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年ということで、ストックホルムとヨーテボリにて記念コンサートが行われ、二十五弦箏奏者の中井智弥さんと共演させていただいた。中井さんが二十五弦箏と尺八のために作曲した「櫻川」という美しい曲を中井さんのお箏とヴァイオリンで演奏した。こんな機会で演奏させていただいて光栄なことは言うまでもなく、中井さんと共に素晴らしい演奏をお聴かせくださったお二方の和楽器奏者、山本普乃さんと長須与佳さん、そして大使館の方々との出会いがあり、楽しい時間があり、かと思えば、ふとスーツのズボンの事を思い出し気を揉んでみたり、ほんと話がまとまらないまま時は流れていきます。

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